ラインボードを使った確認作業
ラインボードとは
ラインボードによる確認はこのように(施工前)
ラインボードをこのように置いてへこみの大きさ、それに伴った歪みを確認していきます。
へこみのない状態であれば基準線はキレイに映り込みますが、へこみ部分があると凹凸がありますので映り込んだ基準線は乱れます。へこんでいる(低い)部分は太く、盛り上がっている(高い)部分は細く映ります。わずかな高低差もラインボードでは確認することができます。
前方にラインボードを置いて運転席ドア、下部にへこみがあります。へこみから1~2m程離した距離に置いてリペア箇所の確認をします。
斜め後方からの確認ラインボードをへこみに映り込ませることで、どのようなへこみか見ていきます。
さらに細かく幅の狭いラインボードをへこみに映り込ませへこみを見ていきます。
ラインが乱れている範囲が施工範囲です。ラインボードがない時などへこみの見方としては正面からではなく斜め方向から見ていただければ、ラインボードを当てた時に近いへこみの大きさを確認できます。
ラインボードによる確認はこのように(施工後)
ラインが揃うよう高低差を確認しながら修復していきます。
施工後の確認ラインがキレイに揃っているか確認していきます。
施工後の確認全体のラインも確認していきます。
正面方向からも確認1方向からではなく90度向きを変えた状態でも確認していきます。
デントリペアは、あらゆるヘコミすべてを100%完全にリペアすることができるサービスではございませんが、ラインボードを使うことによって限りなく元通りに近いヘコミ修理を行っています。
ラインボードならどこのへこみも容易に確認できます
へこみがいくつかあると入庫した車両です。 全体を通して、へこみの確認が容易に行えます。
景色での確認でははっきりわかるへこみは確認できますが小さなへこみは、はっきり確認はできません。
ラインボードによる確認へこみがあればラインが乱れますので小さなへこみなども見落とすことなく確認できるのでわかりやすいと思います。
知らないうちにできたへこみがあるときは他にもへこみ、それに伴う歪みがある場合があります。はっきりわかるへこみに気を取られ気付かなかったということもありますので、ラインボードで全体を確認しています。
ラインボードと景色とでの確認方法による精度の差
景色を映し込んでの確認では遠近によるぼやけ、又は見方、明暗によって確認が難しい部分があります。平面なラインボードを映し込む事によってへこみ、歪みなどをはっきりと確認することができます。どの場所でもどの角度から見ても容易に確認ができることがラインボードの特徴です。